2024年2月9日に行われた株式会社Laboro.AIの「2024年9月期第1四半期の決算説明資料」をまとめました。
結論、業績は売上高が335百万円、売上総利益が224万円、営業利益は19百万円となり、通期計画の2億1000万円に対する進捗率は8.6%にとどまりました。
本記事では、株式会社Laboro.AIの企業概要や業績、今後の展望などをざっくりとまとめています。
※免責事項※
この要約は、会社の決算報告書を元に作成されていますが、その正確性や完全性について保証するものではありません。投資や意思決定を行う際は、独自の調査と専門家の助言を受けることをお勧めします。
ざっくりとわかる!企業サマリー
株式会社Laboro.AIは、株式会社Laboro.AIは、機械学習を使ったカスタムAIソリューションを提供する会社です。
5586 (株) Laboro.AI らぼろ.えーあい [情報・通信業]
【URL】https://laboro.ai/
【決算】9月
【設立】2016.4
【上場】2023.7(東証グロース )
【代表者】椎橋 徹夫
【資本金】10億451万円
【特色】顧客の戦略・課題に合わせたカスタムAI開発と導入コンサル展開。企業成長促すAIを訴求
同社のミッションは、「すべての産業の新たな姿をつくる」ことであり、テクノロジーとビジネスを結びつけ、顧客と共にイノベーションを実現する共創パートナーとして存在しています。
産業に革命をもたらすために、AIソリューションを提供し、テクノロジーとビジネスの両方の知識を活用しています。
2024年9月期 第1四半期業績
2024年9月期第1四半期業績をまとめると以下です。
- 売上高…335百万円
- 営業利益…19百万円
- 経常利益…18百万円
- 純利益…12百万円
コスト構造では、人件費/研修採用等の人材投資が主要な部分を占めます。前期の採用期ズレや積極的な採用活動が営業利益の縮小に影響しています。
事業の進捗及び成長戦略
Laboro.AIの事業モデルは、顧客のビジネス課題に合わせてAI開発テーマに注力し、カスタムAIソリューションを提供することに特化しています。
顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援し、オーダーメイドのコンサルティングとAI開発から対価を得るビジネスモデルです。
成長戦略
中期的な成長戦略は、収益と組織のバランスを取りながら成長を目指すことを重視しています。
既存顧客とのプロジェクト継続率を高め、新規顧客獲得を進めることで顧客基盤の安定的拡大を図り、経営アジェンダに積極的に関与します。
さらに、強化学習や生成AI領域での活動を強化し、採用や育成を進めることで成長を促進します。
メディア露出を通じて知名度や認知度を向上させ、取引先との協業やイノベーションを推進しています。
メディア例
- 2023年10月10日 ZUU / Koto Online
- 2023年10月13日 ラジオNIKKEI
- 2023年10月27日 MIT Technology Review
- 2023年11月30日 わたしのIFA
- 2023年12月11日 日刊建設工業新聞
- 2023年12月28日 建設機械 (2024年1月号) 等
財務状況の分析
貸借対照表サマリーは以下です。
金額(百万円) | ||
資産 | 流動資産 | 2,311 |
固定資産 | 77 | |
資産合計 | 2,388 | |
負債 | 流動負債 | 128 |
固定負債 | ‐ | |
負債合計 | 128 | |
純資産 | 純資産合計 | 2,260 |
同社の財務基盤は比較的安定していると言えます。
ただし、具体的な業界や市場の状況によっても評価は変わるため、総合的な分析が必要です。
今後の展望
24年9月期の通期見込みは23年9月期通期決算発表時点と変わらず、通期売上1,644百万円を目指しています。
同社は、中長期的な売上成長を図るため、既存コア事業の成長に加え、M&Aや提携などの非連続な成長機会を模索しています。
2024年9月期業績見通しでは、市場成長を超える成長と将来の基盤構築を両立させる方針を掲げており、体制強化を通じて安定的な成長を目指しています。
また、人員の増加を通じて組織の強化を図り、将来の成長に向けた準備を進めています。
結論
売上高は前年同期を上回り、安定した利益率水準を維持する方針を示しています。
人材投資の増加により営業利益の減少に影響がみられましたが、将来の成長に向けた準備を着実に進めており、業績の持続的な向上に向けて様々な取り組みを行っている印象を受けました。
参考文献・引用元
2024年9月期第1四半期の決算説明会|株式会社Laboro.AI