【IR要約】株式会社ファーストリテイリング|2024年8月期第1四半期決算

企業分析
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2024年1月11日に行われた株式会社ファーストリテイリングの「2024年8月期第1四半期決算」の内容をまとめました。

結論、24年8月期第1四半期(9-11月)の連結最終利益は前年同期比26.7%増の1078億円に伸び、通期計画の3100億円に対する進捗率は34.8%に達しました

本記事では、株式会社ファーストリテイリングの企業概要や業績、セグメントごとの分析などをざっくりとまとめています。

※免責事項※

この要約は、会社の決算報告書を元に作成されていますが、その正確性や完全性について保証するものではありません。投資や意思決定を行う際は、独自の調査と専門家の助言を受けることをお勧めします。

この記事を書いた人
MiU
MiU

‘94生まれ|鍼灸師を細々と続けつつ兼業|元Webライター≫編集エディター|2023年1月~デイトレスタート→13ヵ月連続で負け続け自主退場→中長期目線にシフトしファンダ勉強中|読書・アニメ・学ぶことが好き。競馬も少々

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ざっくりとわかる!企業サマリー

株式会社ファーストリテイリングは、日本の大手ファッションリテール企業であり、世界的なファッションブランド「ユニクロ」を展開しています。

9983   (株)ファーストリテイリング    ふぁーすとりていりんぐ   [小売業]

【URL】https://www.fastretailing.com/jp/

【決算】8月

【設立】1963.5

【上場】1994.7

【代表者】柳井 正

【資本金】102億7,395万円

【特色】世界3位のSPA(製造小売業)。『ユニクロ』は中国、東南アジアが成長柱。欧米強化中。『ジーユー』も展開

【連結事業】国内ユニクロ32(15)、海外ユニクロ52(16)、ジーユー11(9)、グローバルブランド5(-3)、他0(2)【海外】56 <23・8>

同社は、高品質でリーズナブルな価格の衣料品を提供することで知られており、世界中で多くの支持を集めています。

また、他のブランドも展開しており、グローバルに事業を展開しています。

▼各報告セグメントに含まれる事業と主要製品は以下です。

国内ユニクロ事業 日本で展開するユニクロ事業 衣料品
海外ユニクロ事業 海外で展開するユニクロ事業
ジーユー事業 日本・海外で展開するジーユー事業
グローバルブランド事業 セオリー事業、プラステ事業、コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス  タム・タム事業

参考:グループ店舗一覧|FR Group Corporation

企業の決算概要

2024年8月期第1四半期の連結業績は以下です。

2024年8月期1Q実績 前年同期比
売上収益 8,108億円 13.2%増
営業利益 1,466億円 25.3%増
親会社の所有者に帰属する四半期利益 1,078億円 26.7%増

ご覧の通り、第1四半期の決算は大幅な増収増益を達成しました。これは業績予想を上回る水準です。

好調な背景として大きく2つあげられます。

1つ目は、継続的なブランディングの強化をしたことや、グローバルのお客様ニーズを反映した商品開発で、北米・欧州が販売好調となり、海外ユニクロ事業が大幅な増収増益となったこと。

2つ目は、暖冬で冬物需要が伸び悩む中、売上動向に応じた発注や経費のSTOP&GO(停止と進行)の判断を機動的に行い、粗利益率、販管費比率をコントロールすることができたことが挙げられます。

事業の課題

業績は好調でしたが、同時に事業の課題も明確になりました。

特に、各地域のお客様の生活ニーズに根差した商品構成、SKU※ごとの在庫管理、個店経営の点において、まだまだ改善の余地が大きいと考えられます。

※SKU…受発注・在庫管理を行うときの、最小の管理単位

セグメントごとの業績分析

続いて、グループ事業別業績です。

国内ユニクロ事業

国内ユニクロ事業の第1四半期の売上収益は 2,444 億円(前年同期比 1.5%増)、営業利益は 465 億円(同18.0%増)と、増収、大幅な増益となりました。

単位:億円

2023年8月期
1Q 実績
2024年8月期1Q 実績 前年同期比
売上収益 2,409 2,444 +1.5%
事業利益 392 460 +17.2%
営業利益 394 465 +18.0%

9月、10月は暖冬で販売が苦戦したものの、11月は冬物防寒衣料などの販売が好調、感謝祭も盛況で、大幅な増収となりました。

原価率は、昨年は追加生産分に使用するスポット為替レートが急激な円安になった影響で大幅に悪化しましたが、今年は発注コントロールを強化したことで、追加生産が減り、スポット為替レートの影響が減少したことで、大幅に改善しました。

海外ユニクロ事業

海外ユニクロ事業の第1四半期の売上収益は 4,413 億円(前年同期比 23.3%増)、営業利益は778億円(同35.8%増)と、大幅な増収増益となりました。

単位:億円

2023年8月期
1Q 実績
2024年8月期1Q 実績 前年同期比
売上収益 3,578 4,413 +23.3%
事業利益 579 769 +32.8%
営業利益 572 778 +35.8%

すべての地域で大幅な増収増益となりましたが、特に、北米、欧州は、グローバルのお客様のニーズを反映した商品開発が進捗し、顧客層がさらに拡大しました。

さらに、暖冬により冬物需要が弱い中でも、機動的に発注や経費のコントロールを徹底したことで、売上総利益率、売上高販管費比率ともに改善し、好調な業績を達成しました。

ジーユー事業

ジーユー事業の第1四半期の売上収益は878億円(前年同期比 10.7%増)、営業利益は 123 億円(同16.4%増)と、大幅な増収増益となりました。

単位:億円

2023年8月期
1Q 実績
2024年8月期1Q 実績 前年同期比
売上収益 793 878 +10.7%
事業利益 103 116 +12.7%
営業利益 106 123 +16.4%

9月、10 月は気温が高く推移し秋冬商品の販売が伸び悩みましたが、気温が低下した 11 月は、冬物の売れ筋商品の在庫を十分に準備したことが奏功し、好調な販売となりました。

特にマストレンドを捉えた商品(ヘビーウェイトスウェットやヒートパデッドアウター、パラシュートカーゴパンツなど)の販売が好調でした。

グローバルブランド事業

グローバルブランド事業の第1四半期の売上収益は 366 億円(前年同期比 2.4%減)、営業利益は3億円(同 43.9%減)と、減収減益となりました。

単位:億円

2023年8月期
1Q 実績
2024年8月期
1Q 実績
前年同期比
売上収益 376 366 ▲2.4%
事業利益 7 2 ▲66.5%
営業利益 7 3 ▲43.9%

セオリー事業は、売上収益は前年並み、営業利益は減益となりました。

暖冬の影響で販売に苦戦したことに加え、米国事業を中心に人件費が増加したことで販管費比率が上昇し、減益となりました。

プラステ事業は、店舗数が前年同期末比で 35 店舗減少したことで減収、営業利益は若干の赤字となりました。

コントワー・デ・コトニエ事業は、欧州市場での消費意欲の低下や暖冬の影響で減収でしたが、売上総利益率と売上高販管費比率の改善により赤字幅は縮小しました。

2024年8月期の業績予想

通期の業績予想は、2023年10月に発表した期初予想から変更していません。

目標値 前年同期比
売上収益 3兆500億円 10.2%増
営業利益 4,500億円 18.1%増
親会社の所有者に帰属する当期利益 3,100億円 4.6%増

第1四半期は業績予想を上回る結果となり、12月は暖冬の影響を受け、売上がスローダウンしていますが、上期全体で、業績予想を達成できる見込みです。

結論

今期の株式会社ファーストリテイリングは大幅な増収増益を達成し、特に海外展開において好調な成績を収めたことが印象的でした。

ただし商品構成や在庫管理の改善が求められていることが示唆されています。

経費削減や効率化を強化すれば、通期でも増収増益が期待できそうです。

参考文献・引用元

2024年8月期第1四半期決算|株式会社ファーストリテイリング

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